ケアマネージャーが知っておきたい高齢者に多い症状のイロハ

食欲がない場合

急に食欲がなくなったというような場合は、背景に緊急度が高い疾患が疑われます。

 

経過は急なものなのか、緩徐なものなのかを観察し、
倦怠感や呼吸の状態、発熱の有無、眠気、痛み、活動性、意欲、喫煙暦、
開腹手術暦の既往、認知症の有無などを観察します。

 

症状に気づき次第、速やかに医療者につなぐことが必要な場合

 

呼吸苦がある場合は心不全、
腹部のハリがあり、嘔気が強く、回復手術暦の既往がある場合は腸閉塞が考えられるので、
速やかに医療者につなぐことが必要です。

 

できるだけ早く医療者につなぐことが望ましい場合

 

倦怠感があり、呼吸苦、発熱、痛み、嘔気などがあり、
活動性が低下している場合、咳や痰、腹痛、排尿時痛、頻尿などの症状がある場合は、
胃腸炎、胆道感染、肺炎、尿路感染症などの感染症が考えられます。

 

このような症状の場合や、脱水症状の場合は、
できるだけ早く医療者につなぐことが大切です。

 

緊急ではないが、FAXやメールなどで医師につなぐことが必須の場合

 

嘔気があり、苦い水が上がるというような場合で、
食後すぐに横になる習慣がある人、肥満の人は、逆流性食道炎が考えられます。

 

また、加齢に伴う体重減少や、興味を喪失していたり不眠の症状がありウツ病を疑われる場合、
腹部の張りがあり便秘症状が強い、がんや認知症、慢性閉塞性肺疾患、
睡眠薬や精神安定剤などの薬の副作用による活動性の低下などが疑われる場合は、
緊急ではありませんが医療者につなぐことが必要です。

 

虫歯や口内炎などの口腔内異常や腰痛症、圧迫骨折などの痛みを伴うものも、
医療者につないでおくことが必要ですし、
低体温や異様に寒がるなどの症状がある場合は甲状腺機能低下症が疑われます。
黄疸が見られる場合は肝硬変、ストレスによる胃潰瘍や十二指腸潰瘍が疑われる場合についても、
緊急ではありませんが、医療者につなぐことは必須です。