ケアマネージャーが知っておきたい高齢者に多い症状のイロハ

咳や痰

高齢者は、普段から咳をしていたりします。
ですが、肺炎や心不全の症状によるものの場合もあるので、普段の様子との違いに注意をして観察しましょう。

 

咳や痰が多く、発熱を伴い、呼吸が苦しいというような場合は肺炎や気管支喘息が疑われるので、
できるだけ早く医療者につなぐことが望ましいです。
また、これらの症状のほかにもむくみが強い場合は、心不全の危険性もあります。

 

風邪や慢性閉塞性肺疾患、肺がん、結核などの病気によって、
咳や痰が出る事もあります。
高熱や呼吸苦などがなければ緊急は要しませんが、
FAXやメールなどで医師につなぐことが必須です。

動悸・不整脈

めまいと失神(意識消失発作)を伴う場合は、
心臓が停止する可能性のある不整脈(房室ブロック潤不全症候群)です。
また、呼吸苦を伴う場合は、心不全の疑いもありますから、
すぐに受診が必要です。
症状に気づき次第、速やかに医療者につなぎましょう。

息切れ

高齢になると体力の低下に伴い、ちょっとした動作でも息切れを起こすことがあります。
ですが、背景に疾患が隠れている場合もあるので注意が必要です。

 

寝たきりの人やアルコール多飲の人、糖尿病の人で発熱を伴う活動性の低下、
食欲の低下、倦怠感、咳き込み、痰の増加などが見られる場合は肺炎、
心疾患や肺疾患がある人で、むくみや体重の増加を伴う活動性の低下、
食欲の低下、倦怠感、咳き込み、痰の増加などが見られる場合は心不全が疑われます。
この場合は、症状に気づき次第、速やかに医療者につなぐことが必要です。

胸が痛い

胸の痛みは珍しいものではありません。
ですが、動脈硬化が進んでいる高齢者に多い心筋梗塞や狭心症の主要な症状でもありますから、
注意が必要です。

 

心筋梗塞、狭心症、大動脈解離、肺塞栓症の場合は、
症状に気づき次第、速やかに医療者につなぐことが必要です。

 

また、頻脈性不整脈、胸膜炎などの場合も、なるべく早く医師につなぐことが必要ですし、
肺がんや食道炎、肋骨骨折、心因性の胸の痛みなどの場合も、
緊急ではありませんが、FAXやメールなどで医師につなぐことが必須です。

 

胸の痛みを訴えた場合、冷や汗や不整脈、顔色などを見て判断します。