ケアマネージャーが知っておきたい高齢者に多い症状のイロハ

耳鳴り

耳鳴りは、命に関わるような病気から起きることは少ないのですが、
急に起きた場合は注意が必要です。

 

急に起きる耳鳴りの場合は、突発性難聴が疑われ、
できるだけ早く医療者につなぐことが望ましいです。

 

また、メニエール病や外耳道炎の場合も、
緊急ではありませんが、FAXやメールなどで医師につなぐことが必須です。

 

加齢による老人性難聴の場合は、経過を観察していきます。

飲み込みにくい

飲み込みにくいという症状の場合は、早急に受診が必要な病気が原因のことは少ないです。
ですが、急におきて、ろれつが回らない時には、脳梗塞の疑いもあります。

 

麻痺やろれつが回らないと言う時には、脳梗塞の疑いがあるので
できるだけ早く医療者につなぎます。

 

高齢による嚥下機能の低下、認知症、口腔がん、喉頭がん、食道がん、胃がんによるもの、
パーキンソン病、うつ病などによる飲み込みにくさであると考えられる場合は、
急を要しませんがFAXやメールなどで医師につなぐことが必須です。

 

寝たまま食べている、背が曲がっているために飲み込みにくいという場合は、
経過を観察していきます。

わすれっぽい

高齢になると、どうしても忘れっぽくなる傾向があります。
しかし、裏に疾患が隠れている場合もあるので注意深く観察します。

 

発熱を伴い、歩行困難や意識障害がある場合は、脳炎や髄膜炎、脳腫瘍を疑うので、
症状に気づき次第、速やかに医療者につなぐことが必要です。

 

麻痺やろれつが回らない、頭部打撲がある場合は、脳梗塞、慢性硬膜下血腫、
慢性肝炎や肝硬変があり、意識障害を伴う場合は肝性脳症、
尿量が低下し意識障害を伴う場合は尿毒症を疑うので、
できるだけ早く医療者につなぐことが必要です。

 

その他、抗精神病薬や抗アレルギー薬、排尿改善薬などを服用していると薬の副作用によって忘れっぽくなったり、
認知症、うつ病、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、ビタミン欠乏症、アルコール性脳症などによっても
忘れっぽいという症状がでることがあります。
これらの病気が疑われる場合は、緊急ではありませんが、
FAXやメールなどで医師につなぐことが必須です。

 

生活にはあまり支障がない程度の、加齢による忘れっぽさであると考えられる時には、
様子を観察していきます。